こんにちは!イラストレーター、漫画家のたぬ川にくQです!
目次
ジェスチャードローイングとは?
皆さんジャスチャードローイングって知ってますか?
見たままを描くクロッキーに対して、
簡単に言うと、印象を描くという方法です。
ジェスドロの解説はこちらの記事が非常に分かりやすいです。
もっと早くこの記事に出会いたかった…!
今この記事読める人は超羨ましいです!!!!!!!!
自分でジェスチャードローイングを勉強してみた
私は初めてジャスチャードローイングという練習法を聞いた時にこちらの書籍を読んで何度か描いてみました
初めて読んでみて私が思ったことは
「何を言ってるのか分からねえ…!い、いや…わかる…けど、分からない!!!」
今思えば、人体やジェスチャードローイングに対する認識が浅い状態で読んでも、目が悪いのに裸眼で見るような状態だったのでしょう…
分からないなりにとりあえずやってみよう、とやってみました。
今見ると……頑張ってはいるけどこのまま練習してもなんにもならんなぁ…
当時の私も思ったのでしょう、このままやってても練習になってなさそうだな…
そして時々やってみて、うまくできないな~と放置していました。
ちなみに、クロッキーはクロッキー帳2冊分ぐらい描いて手応えは感じていました。
クロッキーは「見たままを描く」を続けると精度が上がる。
でもジェスチャードローイングは、ポージングから感じる印象や力強さを自分なりに線を引く。
何度か描いてみても、何も感じない…どこをどうしていいのかが分からない…正解がわからない…
神本に出会う
神本に出会いました。
こちらは作者さんの毎日描いたジェスチャードローイングを記録した本です。
ご本人が言うようにハウツー本ではないですが、
「この迷いわかる!」
という点を実際のドローイングに添えて描いてくれており、自分がいかに何も考えずにダラダラと10体描いていたのかがわかります。
「私もこの人みたいにうまくなりたい!」
と奮い立ち、1000体を目標に描くことにしました。
ジェスチャードローイングを毎日描く上で意識したこと
何度でも言うんですがこちらの記事を見ながら用語を確認してください。
1日10体毎日描く
1000体を目指す上で、
1日10体 毎日描く
という目標を立てました。
最初は続くかどうか自信がなかったですが、2週間くらいしたら、慣れました。
オススメなのは誰かを巻き込んでお互いに報告する方法です。
お互いに監視し合いましょう。
この記事でも分かる通り、私には未就学児の息子が居ます。
「遊んでよ~(エンドレス)」
というお誘いも、
「かかは絵の勉強するから30分待ってね」
と伝えるうちに、「べんきょうしてるんだね」と慣れてくれました。
FireTV Stickがあるとリビングでもやりやすい。
子持ちの休日でも無理やり時間を作りましょう。
寝る前は最終手段。子持ちの親御さんは寝かしつけからの寝落ちの可能性があります。
午前中か、昼食後の頭の運動がてらやりましょう。
ラインオブアクションを引く
ラインオブアクションとは、簡単に言うとポージングから感じ取るエネルギーを線にすることです。
最初は「どこか分からない」と思いますが、正解はないです。
自分がそのポージングから何を感じるか、と向き合うことが大事です。
リズムとフローをCSIで描く
人体にはリズミカルなバランスで成り立ってます。筋肉の構造上、直線ではなく、非対称(アシンメトリー)になっています。
これらをCとSとIで描きます。
砂糖ふくろうさんのこちらの教材が非常にわかりやすいのでオススメです。
胸郭と骨盤を丸で描く
胸郭(あばらの骨)を丸
骨盤を丸
で描きます。
ラッピングラインを描く
体の部位の構造を包み込むラインをラッピングラインと言います。
これは最初どんなラインを引けば良いのか迷いますが、少しずつ見えてきます。
こちらの教材で円柱の練習をしてみると慣れていきます!
1日1個目標を決める
目標というのは小さな目標です。
・ラインオブアクションをきちんと引く
・足の設置位置を意識する
・6~7頭身を意識する
・余裕があったら太もものラッピングラインを引く
このように、その日は何を意識して練習するのか、を考えながら描きます。
1体を描く時間
1分を5体
2分を4体
5分を1体
これで10体を毎日描いていきます。
では、実際に描いたものを1週間毎に
どんなところを気を付けて、何に気付いたのか
書いていきたいと思います。
ジェスドロパーティーさんの動画で描いていきます。
CSIを特に意識して描いていました。
最初の頃は、実際のモデルさんの写真を横に並べて、足の着地位置を確認していました。
復習も大事ですが、
ここがうまく描けた!
とセルフで褒めることもモチベに繋がります。
できれば一体一体、描きながら考えることが大事ですが、
最初は気をつけることが多く、時間が足りないので、私の場合は復習の時間で振り返りをしていました。
毎日続けることなので、あまり復習に時間をかけすぎると続かなくなってしまいます。
自分でちょうどよいハードルを調整しましょう。
3日くらいまで胸郭と骨盤を丸にすることをすっかり忘れてました。
肩をハンガーのように描いていましたが、そちらより丸で胸郭を描いた方が肩のラインがより自然になりました。
まだまだCSIの思い切りが良くないながらも探ろうとしています。
だいぶCSIの思い切りがよくなってきました。この頃には復習はせずとも足の設置場所はズレが少なくなり、ズレてもその場で修正できるようになりました。
手足はリズムとフローが少しできるようになってきているものの、胴体周りがまだ見えていない状態ですね。
だいぶ胴体からしっかりと腕や足がついた印象になりました。
足の設置とかかとも意識でき初めているので、本当の意味で立たせることができた頃です。
前は重心が分かっていなくて、立ってるポーズをしているだけの人しか描けませんでした。
1ヶ月経ちました。何をしているのか、ポーズで分かりやすくなるようになりました。
また、苦手だった足も少しだけ詳細が見えてきて、リズムとフローで表現してみよう、というのが感じられます。
300体ジェスチャードローイングを描いてみて思うこと
全身を描くことが苦痛じゃなくなりました。
というのも、以前は立ったポーズはなんとなく描けていても、足が地面に着いていないように見えて、バラバラな肢体がなんとなく体のような場所にある、という違和感が強かったです。
見て違和感があるのに、違和感が払拭する術が自分にない。
非常にしんどいな気持ちです。絵を描くことをやめようかなとさえ思うほどにしんどいです…
正直、始める前は
「毎日10体描くって言っても、線画くらいキレイに仕上げずに描くことで練習になるのかな?」
と思っていました。
しかし、きちんと意識することをその日の目標にして、1体1体を考えながら描くことで、練習の密度が上がります。
「うーんよく分からないけど…人の形してるから…まあいいか」
という状態のドローイングを10体毎日描いても、おそらく練習にならないでしょう。
「ここをよく理解していないから、立っているように見えないんだな」
と考えてることが大事だなと思いました。
次は、60日を振り返っていきます!
ではでは!
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