今回は当日編です
前回はこちら
1日ずつ様子をお伝えしようと思います!
目次
6月29日 初日
開場前
朝の10時開始なので初日では9時半到着するようにホテルを出ました。
30分余裕がありましたが特に準備することはなく少し早過ぎた印象でした。
他の方も30分前に来る方はそこまでいませんでした。
むしろ、30分前にブースの準備をし始める方もいました。 6月29日は電車の遅延があったようで初日ご自宅から会場に行く方は遅れてきているようでした。 これはこのような不測の事態にはホテルで泊まることで回避できると思います。 もちろんその分、値段もかかるのでどちらを取るか…です。
10時クリエイター EXPO 開場
10時になり会場が開きました。
同人誌即売会のように開場と同時に一斉にお客様が押し寄せるということはなく、30分ほど人が通りかかること自体がそこまでありませんでした。
会場はとても広く、入場直後は企業ブースが多く設置されているため、恐らくそちらを回ってからクリエイターブースに足を運ぶ流れが多いようです。
何人かクリエイターブースに来ている方もいらっしゃいましたが、知り合いだったりクリエイターのファンの方が確実にパンフレットを貰いに行きたいという熱量の方が10時からきている印象でした。
11時
ここから17時までほぼノンストップで人の流れがピークでした。
私は1500部刷ってきていたので、ブースの前に立って「よかったらパンフレットどうぞ」と声をかけながら配る方法を行っていました。
1列は向かい合わせで約25箇所のブースが設置されています。 私の列はあまり配るという方法を行っている方はいませんでした。大体5名ほどでした。ただ二日目、三日目となるにつれてだんだん立って配る方も増えました。
立って積極的に配る方法は良い面悪い面両方あります。 後半にお伝えしたいと思います。
さて、お客様の反応はと言うと、積極的にパンフレットを配ることで手に取って頂き、その場で立ってパンフレットを開いて見て下さいました。
そしてそのまま「こういう絵は描けますか」と提案して頂き、名刺交換を行います。
大体初日で10名ほど名刺交換を行いました。
名刺について、こちらの写真を覚えているでしょうか。
このクリップボードに付けた小さな付箋です。
これはお話しした方の名刺にお話しした内容をメモして直接貼り付けます。
そして貼り付けた名刺を名刺入れの手帳のようなものに収納しました。
こうすることでお客様と話した内容を名刺とセットで確認することができます。
もちろんノートで取ることも良いのですが、そうするとお名前と話した内容を合わせることが時間がかかってしまいます。
そのため少しでも整理するために、このように自分で簡単に見返せるようにする必要があると思います。
12時
人の流れが途切れないため自分で積極的にお昼休憩を取る必要があると思いました。
ブースでそのままご飯を食べている方もいました。
私は集中力が途切れてしまいそうだったので、一度席を立ち、休憩ルームに移動しました。
今回はクリエイターゾーンの後ろにお弁当販売や食事をする場所が提供されていたためそちらを利用しました。
会場自体が広いためお客様もお昼12時だからと区切りをつけてご飯を食べに行く方もいました。
クリエイターを探しにせっかく東京ビッグサイトに来たわけですから、食事よりもクリエイターのパンフレットをもらうことや直接話をすることに重きを置いていらっしゃる方が多くいました。
なるべく多くのお客様と話がしたいクリエイターの方はお昼休憩は簡単に済ませた方が良いと感じました。
17時
初日でしたが、17時まで人の流れは常にありました。
ただ、17時を超えた辺りから人の流れがパタリと止まりました。
初日ということもあり17時以降は体力温存のため座って休むことにしました。
もちろん17時以降も「よかったらパンフレットどうぞ」と座りながら声を掛け、「こちらのパンフレットもらってよろしいでしょうか」とお客様のほうから声をかけていただき、手に取って頂くという流れは何人もいらっしゃいました。
そのため17時以降も休憩しながら座っても良いですが、できれば人が通った時に「パンフレットどうぞ」とかけ続けることは大事です。
パンフレットは1日で約250部配りました。
あまり休まずに配ったつもりでしたが300以上行かなかったため残りの日数はかなり部数が余ってしまうのではないかと予想していました。
帰る前に近くのお店で食事をして、体力温存のため早めにホテルに帰りました。
ホテルに帰ってからしたこと
食事が終わってホテルに帰ってとにかく体を癒すことに専念しました。
軽く名刺の整理やメールのチェックなどは行いましたが、それ以外の作業はなるべくしないようにすぐに寝ました。
寝る時はふくらはぎに湿布を貼り、足の裏にこの商品を貼って翌日に備えました。
これが効いたのかはわかりませんが、1日立って、パンフレットを配っていましたが、翌日筋肉痛にはなりませんでした。
普段からスタンディングで鍛えておくのも手です。
6月30日 2日目
1日目で10時から開始と同時に到着しても余裕があるということがわかり、二日目からは10時ぴったりに到着するようにしました。
1日目と同じで10時30分までは人通りが少なかったです。
三日間あるうちの二日目ということもあり中日は人が少ないのではと思っていましたが、初日よりも多く人が入っていた印象があります。
10:30〜12:00
13:30〜17:00
二日目は1日目に比べて、より多くの人にパンフレットを配れました。
300部ほど配りました。残りは1000部になるので、最終日に向けてより多く配れるか不安になっていました。
二日目も帰ってからは、メールチェックやその他の雑務を少しするだけで、他はすぐに休憩するようにしました。
当日名刺を交換した方から早速連絡をいただいたり、既に反響が出ていました。
7月1日 3日目
最終日です。
10時に到着し30分ほど他の業務を行っていました。
最終日ですが、一日目二日目と同様、10時30分までは人通りが少なかったため、体力温存をするため、椅子に座っていました。
10時30分からは人通りが一気に増え、1日目は2日目よりも人が多く入ってきました。後日、公式から三日間がどのくらい来館者数がいたのかデータをいただきましたが、やはり三日目が一番多かったです。
金曜日ということもあり、業務後にいらっしゃる方も多い印象でした。
三日目はお昼頃になってもピークが途切れず、なかなか休憩のタイミングが取れませんでした。
しかし最終日なので私もそこまで休憩を取らずに10分ほど席を外してすぐに戻りました。
部数が少ない方は最終日で、すでにパンフレットがなくなっているということもありました。
個人的には最終日の方が熱量が高い気がしましたので、できれば1日2日はパンフレットを出す部数をきちんと計算してセーブした方が良い印象を受けました。
最終日も17時までがピークでした。
あとはほとんど人が通らなかったため、17時を過ぎたら搬出作業に移行している方もいました。
私は5分前になってから搬出作業を開始しました。でも5分前になった時にいらっしゃったお客様もいたので、ギリギリまで商談ができる状態にしておくことは大事かもしれません。
パンフレットの部数は最終日とても人が多かったため500部配ることができました。
合計で約1000部配ることができました。
なかなか配れました!
搬出作業
搬入作業でブースを設置した物を片付けます。
余分に出たダンボールは受付付近にダンボール回収スペースがあります。
そして事前に用意しておいた着払いの伝票を貼り付けます。私は5箱ほどあったので台車を借りに行きましたが、すでに台車が出払っておりそちらを待つ時間の方が長かったです。
できれば片付ける前に台車を借りに行ってそこに積み込んだ方がスムーズかと思います。
時間はかかりましたがだいたい1時間ぐらいで搬出作業が終えました。
反省点
三日間を通して反省点 をまとめたいと思います。
まずブースの装飾についてです。
装飾についての反省点
私はこちらの棚を買いましたが、両隣のスペースの方に比べて高さが足りないように感じました。
できればこちらの商品のように高さがあり、パンフレットが見える状態の方が良いと感じました。
またご自由にお取りくださいのこのポストカードサイズは小さいように感じました。
というのも、通りがかった方から「こちらいただいても良いですか」とお声かけされることが多かったです。
ご自由にお取りくださいのアナウンスが分かりにくかったかもしれません。
私がスペースにいる場合は「ご自由にどうぞ」とお声かけが可能ですが、もし不在の時にとっていいかわからないパンフレットは誰も取ることがないでしょう。これは機会損失につながりますので、できればご自由にお取りくださいのパネルは大きく配置した方が良いと思います。
またパンフレットご自由にお取りくださいのこちらの商品は少し取りづらいようでした。
やはりできればパンフレット専用の取りやすい商品で配置する方が良いでしょう 。
パネルは急遽追加したこちらの『体操のイラストかけます』というものが好評で、目に入りやすかったようです。
最初はタペストリーの下部分に行こうか迷いましたが、私が立っているとその部分が見えづらく、またタペストリーの情報量が増えすぎて伝えたい部分が伝わらないのではと思いテーブルの上に置きました。
私がパンフレットを配りそちらを見ていただきそのままブース全体を見ていただく際に目に入りやすい位置だったようです。
タペストリーにパネルを貼ることも良いとは思いますが、照明の角度によっては光ってしまいよく見えないということもありました。実際に飾ってみて離れて確認することが大事だと思います。
また今回の宣伝用に動画を作成しました。
そちらについて多くお声掛けいただき、このイラストでこのまま動画にしてほしいというお話もいただき、私の制作したいものとお客様の作ってもらいたいもののマッチングがうまくいっているように感じました。
タペストリーに関しては、やはり透け感の少ない生地を使用してよかったと感じました。イラストの印象がこちらの生地の方が強いように見えました。
生地 | ターポリン |
作成サイズ | 幅:1300mm 高:1700mm |
縫製加工 | 左右カットのみ |
入稿テンプレート | W1200×H1800 |
オプション | 防炎加工 |
お店でいう看板の役割のためこちらにお金をかけることは正解だと思います。
パンフレットについて
パンフレットは20ページを冊子にしましたが少し多過ぎた印象です。
もし次作るなら最大で16ページもしくは8ページほどの厚さで良いと思います。
というのも荷物が増えますし、大きい雑誌だと重い荷物を持ちたくないお客様は受け取りにくい印象でした。
ただ人によってはこんなにたくさん書いてあるものをもらっても良いのですか?と聞いてくる方もいらっしゃり、多く載せるメリットももちろんあるようです。
名刺について
名刺は600部刷りましたが、実際に使用したのは100部ほどでした。
300部ほどあれば十分だと言う印象です。
その他備品について
準備しておいて良かったと感じたのは資料作りです。
特に料金表がスムーズにお話しするために、必要不可欠でした。
とは言え想定していない制作物について料金を尋ねられることがありました。
それについては後ほどメールでお伝えしますという風に伝えました。
ある程度自分のやりたい分野や普段やっている分野の料金表は必須だと感じました。
パンフレット配り
私は立ってパンフレットを配るスタイルでした。
多くの方に配ることができる
ブースが活気づく
体力が必要
荷物が多い
搬入搬出について
今回自力でヤマト運輸を使用し搬入搬出を行いました。
搬入作業は問題なく行えました。しかし搬出作業はやはり自力で台車に積み、長い列を待つということは体力の消耗に繋がりました。
私は電車で1時間程で帰れますが、帰路が長い方はこちらの方法はお勧めしません。
もし可能であればクリエポ公式と提携している専門の運送企業の申し込みをオススメします。
もしくはもう一泊ホテルを取り翌日に帰ることをおすすめします。
全体の反省点
初めてのクリエイター EXPO に参加しましたが、概ね予想通りで終えることができました。
上記に挙げた通り反省点もいくつかありましたが、事前に参加した方のブログや記事を見ることである程度予測をし準備ができたのは大きかったと思います。
- クリエイター EXPO に参加して良かったか
- とても得るものが多かったです!
というのも私はポートフォリオ冊子で完成させていませんでした。
期限が決まっており、見ていただくお客様の層を意識したポートフォリオは今後も営業に使えるものとしてとても良いものが制作できたと思います。
また直接お客様とお話ししたことで「こういうイラストは描けませんか」と逆にお客様からご提案していただくことが多く、私の想定したイラストの使用範囲を越えたものを教えていただきました。
そして、お話しすることでどのイラストが一番反応が良いか、そんな疑問が多いのかということが肌で感じることができました。
後日ご連絡を頂く方に多いのが、「直接顔を見てどのような人柄か見たうえで仕事を頼みたい」という方が多く、インターネット上のみで活動するよりも信頼が得られるということがわかりました。
こちらはクリエイター EXPO 参加5のレポ漫画です。
不安も多くありましたが、それ以上に得られたものが多く、駆け出しの方ほどこういったイベントに参加することをお勧めしたいと思いました。
話を聞く中で私以外にも初参加の方は多くいらっしゃいました。というのも販路拡大したいクリエイターが多く参加しているため、ベテランの方やすでに知名度がある方は、出店する必要がなく、いわゆるビギナーから中堅層までが多く参加している印象です。
自分以外はみんなベテランの方に見えますが意外と初参加の方が多いということも知っておいていいと思います。
いかがだったでしょうか。
営業の手応えが感じない形、販路拡大したい方、ポートフォリオを本気で作ってみたい方そんな方にクリエイター EXPO の参加をお勧めします。
今回パンフレットを全部配ったテクニックは別記事でまとめたいと思います。また何か気になる方はコメントをいただけると記事にして記事にしたいと思いますのでお気軽にコメントしていただくと嬉しいです。
ちなみに私は去年クリエイター EXPO に見学に行きました。
いつかクリエイターEXPOの参加費や制作費などポンと払えるぐらい稼げるようになったら参加してみようと思っていました。
しかしそのいつかはいつ来るのだろうと思い、その前に思い切って参加してみようと今回参加しました。
結果としては最短で参加してよかったと強く思います。
自分の課題ややりたい方向性など参加しないと得られない物が多くありました。
私にはまだ早いと思う方ほど是非参加してみると良いと思います。
読んでいただきありがとうございました。