【練習内容公開】ジャスチャードローイングを1000体やって世界が変わった|100日編

こんにちは!イラストレーター、漫画家のたぬ川にくQです!

ジェスチャードローイング100日編です!

前回のはこちら

67日目

New Masters Academyヌードデッサン動画をジェスドロで描いています。

ヌードモデルの動画です。再生場所にご注意ください。

ヌードの細かい線を追いすぎています。ジェスチャーよりもアウトラインとして描こうとしています。

人体の美しい曲線を追いたいという気持ちと、それをどう落とし込んだらいいのか迷っています。

74日目

線が「ただの線」ではなく、「人体に見える線」になってきました。

60日くらいまでは「線で人間のような形を描いている」だけでしたが、
だんだんと「どんなポーズをしている人間か」くらいまで解像度が上がってきた印象です。

81日目

ヌードデッサンが終わったので、次はさとまこクロッキーさんです。

ヌードから着衣になったので、皺をどれだけ描くか、を課題に描いていきます。

GES DRAW PARTYさんの頃に描いたスーツよりも中身のあるスーツが描けるようになっていました。

ヌードにはない服のシワが目で追いきれず、細かく描いてしまっています。

シワは多いので、どのシワを選択するかを練習していきます。

衣服のシワはこちらの資料が分かりやすいので、シワをどんなデザインにしているのか、というヒントになりました。

90日目

シワをかなり減らしました。服の大きさの中に人の形がある、という意識を強めてジェスチャーを意識しました。前後感が前よりは描けるようになりました。

小物が多いとそちらに気を取られてしまうのが課題ですね。

100日目

Chataスケッチさんです。いつも楽しいポーズたくさんしてくれてニコニコしながらジェスドロできました。

体のラインを大胆にのびのびと描けるようになりました。

1日目と比べるとかなり人間の形になりました!ジェスチャー、動きが分かりやすくなっています。

1000体ジェスチャードローイングを描いてみて思うこと

100日を通して、人らしい図形でなんとなく人らしいバランスで描く、というところから脱したように感じます。

ただ、目が鍛えられたせいか、ジャスチャードローイングの本来のジャスチャーの印象を強く受け取ることができず、詳細を追い始めています。アウトラインを追いすぎず、ジェスチャーをどのように線に落とし込むか、というところでまた一つ壁を感じました。

600体の頃は人体の見えなさから来る自信のなさが線に出ていました。1000体付近から、きちんと人体として見えるようになり始めました。

それでは、ジェスドロについて「これってどうなの?」という皆さんが気になりそうなトピックに答えていきます。

これってどうなの?

苦しかった時期、それが楽になったきっかけは?

今では苦しくないです!最初の頃は「続くかな…」と緊張してました。友達と当日の練習を見せ合う場を設けているため、「あっ!今日はまだやってない!やらなきゃ!」という気持ちの緊張感はもっていました。

1ヶ月ほど経つとほぼ習慣化します。

楽になったきっかけは、BornDigitalYouTubeのたてなかさんの雑談でした。動画の中で
「『あ~今日も楽しく描けた』って思います」
という話をしていて、それでもいいんだ!と肩の力がふっと抜けました。

それまでは、肩肘張って、いろんな資料を見たり聞いたりしていました。せっかくならうまくなりたい!という気持ちが強かったですが、あんなにすごいたてなかさんでも「楽しかった」「気持ちの良い線が引けた」というゴールだったりするんだ、と目から鱗でした。

ジェスドロをして何が変わった?

以前はラフを3体くらい描き、「このポーズ何か変だな…まあ、比較的書きやすそうなこのポーズにしようかな…」としょんぼりしたテンションのまま描き進めていました。

しかし、ジェスドロを1000体した後は、ラフ10体描いても平気になりました。

そしてラフを10体描いたところから3体くらいを下書き、カラーラフまで進めて、とイラストの幅も広がりました。

以前は全身を描くだけで、辛かったですが、今は全身を何個描いても「また別のポーズを描こう!」という気持ちが強くなりました。

あとは格段に全身を描くスピードが上がりました

私のイラストはシンプルな絵柄が多いのですが、

シンプルな絵柄だからこそ、少ない線でジェスチャーを表さなければなりません

そのため、体操イラストなど、全身のイラストが苦ではなくなり、スピードが上がりました。

どんな人にジェスドロがおすすめ?

「ああ…もうイラスト描くの辞めたい…自分の絵が嫌いだ…」

と感じる方に特におすすめです。

私自身そう感じていた頃があったからです。

1枚仕上げるイラストに期待値がかなり高くなっていたため、「ああ…またうまく描けなかった…」と落胆も強かったです。

ジェスドロを1000体やってからは、

「うまく描けないなら次で描けばいい!だから練習するんだ」

と前向きに取り組めるようになりました。

続けられない…続けるコツはある?

是非人を巻き込んでください。一人だけだとどうしてもサボってしまいます。そのため、誰か仲の良い友達と一緒にDMやトークルームなどを作り、毎日進捗を報告し合いましょう。

できれば「今日やった!?」と言い合える仲の人が理想です。

また、何か行動とセットにすると良いです。

例えば…

・PCを立ち上げたら一番最初にする。
・食後の午後一番にする。

などこのように何かのついでにやる、というルールを決めると習慣化しやすいです。

何を考えながら描いてるの?

実際にどんなことに悩み、どんな資料を見て、どう考えているのか
という思考を1週間ほどファンボックスにて言語化してみました!

本の具体的な内容を表記している部分もあるため、(○○という本の○ページにあるように、など)
有料とさせていただきます。

ご興味がある方は1ヶ月だけお支払いいただいて、中身をザ~と見ていただけたらと思います。

今後も続ける?

はい!楽しいのでまだ続いています!

最近は一周回って「あ~今日も楽しかった!」という感想になってきました。

また2000体に到達したら記事を書いていこうかなと思います!お楽しみに!

お知らせ

ジェスドロについてTwitterスペースにてジェスドロ仲間と共に音声でお送りしたいと思います。

1ヶ月アーカイブが残るので6月中であれば何回でも聞けます。もしご興味のある方は聞いてみてください!